地域社会のレジリアンスの向上を最終目的とし,地域社会の基盤を支える地生態システムを流域単位で検討した.白山山域および手取川流域を主たる対象として,山域における土砂生産(山中・青木,2019;Yamanaka &Aokiとして投稿準備中),河川による土砂運搬(小倉,2018),海岸への堆積と砂浜形成(山中・青木,2021)の土砂収支研究を軸として,土砂生産に影響を与える局地気象(池田・青木,2023,2021;小山・青木,2022)や地域生態系利用(高島ほか,2021)などの実態研究を行った.加えて,基盤環境と地域社会の安定的関係構築を意図し,地域防災の検討(青木・林,201など)を行った.
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