まずインドネシア全国民の民族帰属のデータが個人レベルで把握できる2000年センサス原データを入手し、全データをエクセル・データに落とし込んでデータベース化した。これはインドネシア各地住民の村レベルでの民族混淆状況や異民族間婚の割合をあぶりだすデータ源として、その後の現地調査や調査報告の際に活用した。 また国内移民の多いランプン州都、バリ人の卓越するバリ州都、ジャワ人ヒンドゥー教徒の暮らす東ジャワ州ルマジャン市、多民族が暮らす南スラウェシ州都、首都ジャカルタおよび西ジャワ州都を訪れ、小学生を対象とした民族意識アンケートを実施するとともに、移民村の運営、慣習についての聞き取り等を行った。
|