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2023 年度 研究成果報告書

現代インドにおける環境政策・環境運動・宗教実践の多元的展開に関する人類学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01170
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
研究機関京都大学

研究代表者

石井 美保  京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40432059)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード環境問題 / 自然保護 / インド / 精霊信仰 / 狩猟採集 / 野生動物 / 文化人類学 / ポリティカル・エコロジー
研究成果の概要

インド・カルナータカ州の国立公園指定地域において焼畑農耕と狩猟を生業としてきたKudubiの人々を対象に、環境保護を目的とする法律の施行と改定・拡充による彼らの生活変容と社会運動の実態を明らかにし、その成果を和書と英文ジャーナルで発表した。また、国際学会(EAEH 2021)において、“Conservation, Environmentalism, and Imagined Nature in India”と題したパネルを組み、今日のグローバルな環境主義と環境政策をめぐる問題について問題提起を行った。

自由記述の分野

文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、主にインド・カルナータカ州の国立公園を対象として、環境政策と環境運動、宗教実践の関係とその動態を検討してきた。環境保護政策によって周辺化された地域住民に関する調査から、「守るべき種」を選別する環境主義のはらむ問題が明らかになった。本研究のより広い目的は、人間と環境の関係に介在する権力作用と、それに抗する人々の実践をミクロな視座から明らかにすることであるが、インドの国立公園に関する本研究は、プロジェクト実施期間に生じたパンデミックをめぐる問題を考える上でも重要な事例を提供するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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