研究課題/領域番号 |
18K01427
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
城下 賢一 大阪医科薬科大学, 薬学部, 准教授 (70402948)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 農協農政運動 / 農業政策 / 政治資金 / 利益団体 |
研究実績の概要 |
2021年度は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う緊急事態宣言がたびたび発出された状況に鑑み、対面インタビューや資料入手のための出張が困難であったため、入手可能な文献調査を中心に研究を進めた。 第一に、農協の農政運動研究に関して、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)の機関誌を中心に、農協関連雑誌・新聞を記事検索・閲覧し、関連事項に関 するデータベースの作成と分析を行った。また、全国農政連及び都道府県段階の農政連の活動を分析するため、政治資金規正法に基づく政治資金収支報告書を収 集し、データベースの作成と分析を行った。 第二に、農業政策に関して、一般の新聞・雑誌を記事検索・閲覧し、関連事項に関するデータベースを作成した。農協関連雑誌・新聞についても同様の作業を 行った。政府・自治体のウェブページを閲覧し、必要に応じて関連のページ(PDF化されたものなどを含む)を保存した。全中など農協組織についても同様の作 業を行った。また、国立公文書館や地方公文書管理施設の目録(オンライン目録を含む)を検索し、農業政策に関連する文書の所在を調査し、必要に応じて閲覧 しつつ、データベースの作成と分析を行った。 第三に、農政運動研究に関して、第二次安倍内閣期以降の農協改革に関し、全中・全農改革について再調査するととも に、その後の展開について調査し、論文草稿を執筆した。全中・全農改革について、改革状況点検のための期限設定がなされたが、実際の改革状況やそれに関する政府・与党との関係について検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献資料調査については、当初の予定通り進行している。一方、インタビューや現地調査については、研究機関後期に行うよう計画していたところ、新型コロナウイルス感染症流行の影響もあって実現できていない。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画の通り、引き続き文献収集を進める。研究計画に含めていたインタビューについてはなお実施を期待しているが、新型コロナウィルス感染症の感 染状況に応じて判断し、場合によっては取り止めざるを得ない。専門家との意見交換を行いつつ、成果となる論文を執筆して発表していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、計画していた現地調査・インタビューが実施できなかったため、次年度使用額が生じた。今年度は、感染状況を見 ながら現地調査・インタビューの実現を模索しつつ、予定していた通り完全に行うことが難しい可能性を考慮し、文献や公文書・私文書の収集と分析を進める。
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