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2020 年度 研究成果報告書

ゼロ金利制約下の非線形一般均衡動学モデルによる金利の期間構造の数値解析と実証分析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01575
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07040:経済政策関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

飯星 博邦  東京都立大学, 経営学研究科, 教授 (90381441)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード非線形マクロ動学モデル / ベイズ推定 / 動学的一般均衡モデル / ニューケインジアンモデル / ゼロ金利制約 / 金融政策ルール
研究成果の概要

ゼロ金利制約下での非線形ニューケインジアンモデルについて、数値計算シミュレーションとParticle Filterを採用したベイズ推定を行うことで、1983年から2016年までの99年以降のゼロ金利期間を含んだ日本のマクロ経済における金融政策の効果を定量的に計測した。また、ゼロ金利政策下で、日本の中央銀行が採用する金融政策ルールの特性について、フォワードガイダンスの可能性も含めて検証した。また、この非線形ニューケインジアンモデルの金利の期間構造への拡張については、長期金利のプレミアムリスクの非線形部分を対数線形化する先行研究があるので、これに基づいて、本研究は継続される予定である。

自由記述の分野

計量経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本ではゼロ金利政策は99年以降、現在に至るまで約20年間、常態化している。しかしながら、政策金利をゼロに固定化している場合、金利の上昇や下落の反実仮想を、実際のデータを用いて行うことは容易ではない。本研究は、この反実仮想により金融政策の効果を推定している。本研究の学究的意義は、反実仮想を数値計算・推定で行っている点であり、また社会的意義は、現代日本のマクロ経済政策に指針を提示している点である。

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公開日: 2022-01-27  

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