研究成果の概要 |
研究期間全般にわたる主な研究成果として,(1)汚染物質削減政策と,(2)企業の資本投資について述べる。(1)Tsujimura(2020a)は,汚染物質削減政策の実施費用について2種類の費用構造を考慮し,政策実施主体の問題を特異確率制御問題・確率インパルス制御問題として定式化し,最適な汚染物質削減時期とその規模を示した。(2)Tsujimura(2019,2020b,2021a,2021b)は企業の資本投資政策に対して,需要の曖昧性や投資費用のリスクなどを考慮し,資本の拡張・縮小問題を考察した。企業の問題を特異確率制御問題あるいは確率インパルス制御問題として分析し,最適な資本投資政策を示した。
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