研究課題
基盤研究(C)
本研究は、クライアントのリーダーシップ能力開発の視点に焦点を当て、エグゼクティブ・コーチングの有効性・活用法を明らかにすることを目的とした。コーチングによるクライアントの自己変容のプロセス、リーダーの弱みとコーチングにおけるフィードバックの理論的枠組み、リーダーの強みとしてのコーチアビリティの重要性、クライアントの能力開発の視点、ハイブリッド・ワーク環境に必要なリーダーの能力とその開発法を探究し、新しい時代に求められるリーダーの能力とコーチングの効果的な活用法を明らかにした。
エグゼクティブ・コーチング
不確実な変化の時代に即したリーダーが、今ほど求められていることはない。本研究は、学術研究が少ない若いコーチング分野における学術研究であり、提案した理論的枠組みや実践研究の成果は学術的意義を有する。本研究により解明され理論的に裏付けされたリーダーのための支援の具体的かつ効果的な方法は、リーダーシップ開発に活用されることが期待され、様々な組織でリーダーの育成が望まれる現代において社会的意義を有する。