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2023 年度 研究成果報告書

戦略と予算の設定・経営者予想利益のラチェットとの関係の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01918
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07100:会計学関連
研究機関青山学院大学

研究代表者

矢内 一利  青山学院大学, 経営学部, 教授 (10350414)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード戦略タイプ / ラチェッティング(ラチェット) / 予算(予算目標) / 経営者予想利益 / 防衛型 / 探索型 / 分析型 / 受身型
研究成果の概要

本研究では、Miles and Snow(1978)に基づく戦略タイプである「防衛型(Protector)」・「探索型(Prospector)」・「分析型(Analyzer)」・「受身型(Reactor)」のそれぞれの選択が予算(予算目標)のラチェッティングに与える影響について、検証を行った。分析に際しては、予算の代理変数として経営者予想利益を用いて、実証的に検証を行った。
検証の結果、戦略タイプの選択が異なると、予算のラチェッティングに異なる影響を与えることが明らかになった。特に、防衛型の選択と探索型の選択は、予算のラチェッティングに対して対照的な影響を与えることが明らかになった。

自由記述の分野

会計学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の貢献としては、間接的にではあるが、防衛型・探索型・分析型・受身型という戦略の選択が予算(予算目標)の設定に影響を及ぼす可能性を明らかにした点がまずあげられる。ゆえに、本研究の分析結果は、企業の戦略の選択と予算管理システム(業績管理システム)との関係についての経営戦略論の新たな理論構築を補完するものといえる。また、予算の設定に経営者予想利益を用いたことで、経営者予想利益の設定に戦略タイプの選択が影響を及ぼすことが明らかにしたことは、今後の経営者予想利益の設定に関する研究に寄与するだけでなく、企業の戦略タイプの選択と外部報告システムとの関係についての経営戦略論を補完するともいえる。

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公開日: 2025-01-30  

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