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2020 年度 研究成果報告書

近現代日本の社会運動組織による「スクリーンのメディア」活用の歴史・地域的展開

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関一般財団法人大阪国際児童文学振興財団

研究代表者

鷲谷 花  一般財団法人大阪国際児童文学振興財団, その他部局等, 特別専門員 (10727100)

研究分担者 土居 安子  一般財団法人大阪国際児童文学振興財団, その他部局等, 総括専門員 (00416257)
紙屋 牧子  玉川大学, 芸術学部, 非常勤講師 (20571087)
岡田 秀則  独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 企画課, 主任研究員 (30300693)
吉原 ゆかり  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (70249621)
アン ニ  日本映画大学, 映画学部, 特任教授 (70509140)
鳥羽 耕史  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90346586)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードスクリーン / 幻灯 / 映画 / 社会運動 / 労働組合 / サークル / 大政翼賛会 / 総力戦体制
研究成果の概要

本研究は、スクリーンへの映写メディアである映画及び幻灯(スライド)を、近現代日本における社会運動組織が、どのように宣伝・教育・記録といった目的に活用してきたかを解明すべく、主に社会運動の一環として自主製作・上映された映画及び幻灯のフィルム・スライド・説明台本といった一次資料の調査に取り組んできた。
本研究プロジェクトの3年間にわたる調査研究活動により、第二次世界大戦後を中心とする日本の社会運動と、映画及び幻灯の自主製作・上映活動の連携の実態や、そうした活動に関わった組織及び人物の動向の一端が明らかになった。また、複数の貴重な一次資料を発掘し、修復及び保存、公開を進めることができた。

自由記述の分野

映画学、日本映像文化史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究プロジェクトの3年間にわたる調査研究活動により、近現代日本の社会運動に関連する映画及び幻灯の製作および運用の実態、労働組合と映画サークルといった複数の運動組織の連携の状況と、その間を行き来しつつ、自主製作・上映運動に関わってきた個人の動向が把握されつつある。近現代日本において社会運動史と映像文化史がどのように交錯してきたかについて、具体的な資料に基づく新たな知見を得ることができた。
本研究プロジェクトによって発見した中には、セロファン紙を用いた透過式代用フィルムなど、破損リスクの高い資料が含まれていたが、これらの修復・保存及び公開を試行したことで、同種の資料の扱いについて有益な知見を得た。

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公開日: 2022-01-27  

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