研究課題/領域番号 |
18K02116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
稲垣 美加子 淑徳大学, 総合福祉学部, 教授 (30318688)
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研究分担者 |
松薗 祐子 淑徳大学, 総合福祉学部, 教授 (00164799)
池畑 美恵子 淑徳大学, 総合福祉学部, 准教授 (00616352)
松浦 俊弥 淑徳大学, 総合福祉学部, 准教授 (10709124)
山下 幸子 淑徳大学, 総合福祉学部, 教授 (60364890)
黒川 雅子 淑徳大学, 総合福祉学部, 教授 (90339482)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 発達障害 / 地域支援 / 横断的支援 / 当事者性 / 情報共有 |
研究成果の概要 |
本研究では、就学前支援を端緒とする発達障害児に対する永続性、包括性をもった「育ちのサポート」の開発を企図した。40年の歴史を持つ淑徳大学発達臨床研究センターの利用者情報をデータ化し追跡分析をめざした。しかし、コロナの状況とデータの課題により詳細な対面調査と事例分析が困難となった。 そこで、各々の専門領域からの知見を探索し、試行プロジェクトを題材に研究者、実践者、行政が参加するオンラインフォーラムを実施し、実践知からの課題の抽出分析を行った。発達障害児への支援サービスや制度が整備される一方で、それらをつなぐためには、協働のあり方、当事者性の適切な代弁、情報共有に向けてのシステム構築に課題がある。
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自由記述の分野 |
社会福祉
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果で見出した制度や専門職の「つなぎ」に関わる課題は、昨今の社会福祉サービス全体に関わる「重層的支援体制」の実践における課題であること再確認した。それは、制度やサービスにおける資源不足ではなく、協働のあり方、当事者性の適切な代弁、情報共有に向けてのシステム構築の必要性である。現状の支援においては支援する側からの推論を主体とした支援であることが、成長のつなぎ、横断的な地域での生活のつなぎを阻害しているのではないかと考えられる。
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