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2023 年度 実施状況報告書

発達障害者への職場コミュニケーションにおける合理的配慮

研究課題

研究課題/領域番号 18K02145
研究機関神戸大学

研究代表者

村中 泰子  神戸大学, インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター, 上席政策研究職員 (00456378)

研究分担者 森 麻友子  和歌山大学, 障がい学生支援部門, 准教授 (60754637)
黒石 憲洋  星槎大学, 大学院教育実践研究科, 非常勤講師(兼任講師) (00434449)
鳥居 深雪  関西国際大学, 教育学部, 教授 (90449976)
相澤 亮雄  神戸大学, キャンパスライフ支援センター, 政策研究職員 (10888142)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2025-03-31
キーワード発達障害 / 合理的配慮 / 障害者差別解消法 / ダイバーシティアンドインクルージョン / 就労
研究実績の概要

本研究では雇用者側が行う「仕事で必要なコミュニケーション」の合理的配慮に焦点をあて、最終的には、発達障害の就労者へのコーチングのモデルを考えていく。本研究の中では企業が必要としている「仕事で求められるコミュニケーション」を明らかにし、企業が行う合理的配慮を行動および認知レベルで具体化することとする。令和5年度は、(1)学生を対象(発達障害者等を含む)にレゴシリアスプレイを用いて自分の強みを考えるワークショップを行った。(2)また障害者と関わりのある企業担当者向けにワークショップを行い、ワークショップの中で、企業担当者側のコミュニケーションをレゴシリアスプレイを用いて聞き取った。(3)さらに、発達障害者が考える就労についての研究報告を行った。 令和5年度は、言語化しにくい対象者や所属する組織の問題解決法を模索するアプローチとして、レゴシリアスプレイ(「レゴブロック」を使って、組織、個人の内面や価値観など、頭の中のイメージや概念を可視化する方法)を用い、質的データを収集した。レゴシリアスプレイを用いることにより、グループ活動を苦手とし、言語化しにくかった対象者が価値観を表現することができた。 また、バックグラウンドが異なる企業担当者によるグループワークにより、多様な意見を共有することができ、社内のダイバーシティアンドインクルージョンの推進へ寄与する可能性を見いだすことができた。 今後、レゴシリアスプレイを用いたインクルーシブな働き方を考える教育プログラムの開発に発展させることができると考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルスの関係で参加者のリクルートや会場確保を含め、対面でのワークショップの開催時期が延期された。そのためデータを分析し、学会等での報告が遅れている。

今後の研究の推進方策

令和5年度までのインタビューデータおよびレゴシリアスプレイを用いた音声データを分析し、関連学会で発表する。

次年度使用額が生じた理由

研究計画が新型コロナウィルスの関係で遅れを生じており、研究成果をまとめるための費用および研究報告に充当する額を令和6年度に繰り越した。

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公開日: 2024-12-25  

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