本研究では、まず、フィードフォワード空調制御システムを模した、スマートハウス建物模型教材キットを開発し、授業への活用を検討した。そして次に、環境ライフスタイル評価の指標となり得る「環境マイクロバイオーム(微生物叢)」の調査、分析を行った。在室行動とその結果生じる室内環境の関係については、中学校教室において長期間調査した結果を分析した。 研究成果の普及のために、まず教室の効果的な換気方法について、生徒が健康・快適な教室環境づくりに役立てられる資料を提案した。また、環境ライフスタイル評価において重要な観点であるSDGsと、家庭生活とのつながりを意識づけるとともに、家庭実践に生かせる授業を開発した。
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