研究課題/領域番号 |
18K02342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
平田 文 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (30582077)
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研究分担者 |
柴本 勇 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (30458418)
佐藤 豊展 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (80758699)
落合 勇人 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (90757048)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 小学校 / 給食 / 窒息事故 |
研究成果の概要 |
本研究は、小学校の給食における窒息事故防止の一助とするために、小学校教員に対し窒息リスクに関するアンケート調査を実施した。さらに、調査期間がCOVID-19のパンデミックと重なったため、COVID-19における給食時の対応についても調査した。 アンケート調査の結果、教員の6.3%が今までの教育歴で窒息リスク児童を担任した経験があった.また教員は「発達障害の要素がある」児童に対して窒息リスクがあると認識し、注意をしていた. 給食時のCOVID-19感染拡大防止については、「手洗い」「座席の配慮」「換気」「洗面所の密の回避」「給食時に生徒同士の会話を控えさせる」を実践していた。
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自由記述の分野 |
嚥下障害
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特徴は、咀嚼や嚥下の問題を抱える児童が在籍している特別支援学校の教員に対する調査研究ではなく、一般の小学校担任をしている教員に対してアンケート調査を実施した点である。 本研究より、一般の小学校であっても窒息リスクのある児童が在籍している可能性が示唆された。また、教員の窒息リスクに関する認識は、教育歴や特別支援学校/学級の在籍経験ではなく実際に窒息リスク児童を担任した経験による影響が大きく、窒息リスクとしては「発達障害の要素」に着目していた。今後、インクルーシブ教育の推進により様々な背景を持つ児童が共に給食を食べる。窒息リスクのある児童を教員の経験に関係なく検出できる体制が必要である。
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