研究課題/領域番号 |
18K02401
|
研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
原田 琢也 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (10707665)
|
研究分担者 |
濱元 伸彦 京都造形芸術大学, 芸術学部, 准教授 (10770711)
新谷 龍太朗 平安女学院大学短期大学部, その他部局等, 助教 (10783003)
堀家 由妃代 佛教大学, 教育学部, 准教授 (80411833)
竹内 慶至 名古屋外国語大学, 現代国際学部, 准教授 (80599390)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | インクルーシブ教育 / 特別な教育的ニーズ / 障害児 / 先住民 / 移民 / 特別ニーズ教育 / 特別支援教育 / クイーンズランド |
研究実績の概要 |
本研究プロジェクトは,インクルーシブ教育の制度と実践について,国内の状況とオーストラリア・クイーンズランド州の状況を比較することを通して,今後日本が向かうべき方向を探求していくことを目的としている。 初年度である2018年度は,国内調査に関しては,5人の研究者がそれぞれに国内のフィールドを設定し,フィールド調査を継続的に実施してきた。年度途中に国内調査報告会を持ち,それぞれのフィールドから得られたデータをすり合わせることで,問題意識を先鋭化させるとともに,分析視点の共有化を図ってきた。 海外調査に関しては,当初9月実施を目標としていたが,クイーンズランド政府からの許可を得るのに時間を要したために,2019年9月に持ち越すことにした。概ね一年間をかけ,クイーンズランド政府,地方教育局,各学校と交渉を行い,2019年9月にケアンズの二つの学校でのフィールド調査とケアンズ教育局のインクルーシブ教育担当者へのインタビュー調査の承諾を取り付けた。また、事前調査として,チーム内でクイーンズランドのインクルーシブ教育に関する英語文献の講読を継続的に行ってきた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
海外調査に関して,クイーンズランド政府の許可を得るのに,時間を要したため,実施が一年遅れることになった。
|
今後の研究の推進方策 |
国内調査に関しては,5月11日に第2回国内調査報告会を開催し,さらに,問題意識を絞り込んでいく。 海外調査に向けては,継続的に取り組んできたクイーンズランドのインクルーシブ教育関連の英語文献の講読から得られる知見と,国内調査から得られる知見を反映させて調査計画を作成し,2019年9月に第1回クイーンズランド調査を実施する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
クイーンズランド政府からの許可を得るために時間を要し,調査実施を一年間遅らせたために繰越金が発生した。2019年度に,クイーンズランド政府,ケアンズの地方教育局,調査対象学校との間で調査受け入れの話はすでにまとまっており,調査実施の目処はたっている。
|