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2021 年度 実績報告書

教育の市場化による子どもの貧困対策に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02425
研究機関日本女子大学

研究代表者

山下 絢  日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (80614205)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード学校選択制 / チャータースクール / TALIS
研究実績の概要

最終年度である本年度は、研究の総括をするとともに、本研究の主題である「教育の市場化による子どもの貧困対策」の特徴をより鮮明にするために、教育の市場化とは対比的に位置づけられる一方で、子どもの貧困対策としても有効であると考えられている少人数学級について検討を行った。2021年度より、日本において35人学級の実施が小学校2年時以上においても段階的に実施されることになり、少人数学級の実施として注目を集めている。少人数学級の効果をめぐる先行研究において、その成果指標を学力(テスト得点)として設定した場合には、その効果が特に社会経済的に恵まれない家庭の子どもにおいて確認されてきた。しかしその一方で、少人数学級が学力にもたらす効果の程度問題についても議論されてきた。以上を踏まえて、少人数学級が学力にももたらす影響の意味について検討を行った。また、少人数学級が非認知能力に及ぼす影響についてのレビューを行った。さらに、OECD(経済協力開発機構)が実施している国際教員指導環境調査(Teaching and Learning International Survey: TALIS)に基づく基礎的なデータ分析を行い、それらの検討結果を日本社会関係学会において口頭報告にて発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 少人数学級にはどのような効果があるのか2022

    • 著者名/発表者名
      山下絢
    • 学会等名
      日本社会関係学会
    • 招待講演
  • [図書] グローバル時代のホールスクールマネジメント2021

    • 著者名/発表者名
      本図愛実(編著)・貞広斎子・山下絢・米原あき・倉光恭三・丸山千佳子・加藤聖一・笹村恵司
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      ジダイ社
    • ISBN
      4909124500

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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