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2020 年度 研究成果報告書

記号論に基づいた数学の対象とその特徴に関する理論的・実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02584
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

和田 信哉  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (60372471)

研究分担者 山口 武志  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (60239895)
影山 和也  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60432283)
中川 裕之  大分大学, 教育学部, 准教授 (00450156)
上ヶ谷 友佑  広島大学, 附属福山中学校, 教諭 (80813071)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード記号論 / 構成主義 / 身体論 / 存在論 / 考察対象
研究成果の概要

本研究は,数学の考察対象が記号として存在していると仮定したときの数学の特徴について,理論的及び実証的に明らかにすることを目的とした。理論的には,数学における考察対象を記号として捉える視点やそれによって考察対象の存在論的様相を記述することができることなどを明らかにした。また,記号論と構成主義を相補的に検討することによって,その研究方法論も構築した。実証的には,数学者Eulerの活動をこの枠組みから記述するとともに平方根の授業も記述し,それらを対比することによって数学の授業に固有な様相の変動を明らかにした。

自由記述の分野

数学教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は,次の点にある。(1)考察対象をどのように知るのかという認識論的側面から考察対象の本性や存在条件は何かという存在論的側面へと主眼を転換したこと。つまり,学習者が対象を創り出すのではなく対象に則って行為する,という観点から授業を見直すことができた。(2)その研究方法論として,これまで個人の認識に焦点を当てた方法論が主だったが,教室集団の考察対象の本性に焦点を当てた方法論を構築できた。(3)このような研究方法論に則り,本来ならば同じ土俵で語ることができない数学者の活動と数学の授業を対比することができ,それによって数学授業に固有な特徴を明らかにすることができた。

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公開日: 2022-01-27  

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