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2022 年度 実績報告書

大学における国際教育交流スタッフの専門性とキャリア形成に関する実証的比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02693
研究機関東北大学

研究代表者

渡部 留美  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (90397787)

研究分担者 秋庭 裕子  一橋大学, 大学院経営管理研究科, 講師 (10313826)
坂本 友香  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 特任准教授 (30814230)
米澤 由香子  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (60597764)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード国際教育交流 / 大学の国際化 / 非正規雇用 / 大学職員 / 専門性 / キャリア形成
研究実績の概要

本研究では、日本の国際教育交流部署に勤務する有期雇用契約スタッフの専門性とキャリア形成について、実態を調査し、これらのスタッフがどのような専門性をもち、キャリア形成が行われていくのかを明らかにする。
海外調査は、COVID-19の影響により、海外出張が行えず、対面での実施を断念し、オンラインで可能な米国の大学の国際教育交流スタッフに対し、インタビュー調査を行ってきたが、分析を行い、日本比較教育学会にて口頭発表をおこなった。米国は、日本とは契約の概念が異なっており、明確な有期雇用契約というものがなく、専門職を継続するため、また自身のキャリアアップのために、新しいポジションを求めて、自ら別の大学に籍を変えることが一般的である。そのため、日本と米国の比較研究を行うことは容易ではなく、インタビューのなかから、米国の大学スタッフの仕事への動機づけやキャリア形成に関する要因について示唆を得ることができた。今後は、有期雇用契約職員以外の日本の大学スタッフに対しても、仕事への動機づけの外的内的要因、専門性向上のための促進要因、阻害要因などについて明らかにしていく必要があると考える。
日本の大学では、まだ国際教育担当者については、学内のさまざまな部署を異動する職員が多いが、近年、専門職員化も進んでおり、重点的に雇用している大学も出てきている。将来的に、日本の大学の国際教育交流部署に勤務する大学スタッフが専門性をさらに高めたり、キャリアアップを行うための、研修やガイドブックなどの開発も進めたいと考えている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件) 図書 (3件)

  • [学会発表] 米国の大学における国際教育担当者の キャリア形成と動機づけ ―インタビュー調査より―2022

    • 著者名/発表者名
      米澤由香子・坂本友香・秋庭裕子
    • 学会等名
      日本比較教育学会第58 回年次大会
  • [学会発表] 学生による留学生支援―ピア・サポートの利点と課題―2022

    • 著者名/発表者名
      渡部留美
    • 学会等名
      第27回留学生教育学会・年次大会
  • [図書] 「国際教育関係組織」(p106) 異文化間教育学会編著2022

    • 著者名/発表者名
      米澤由香子
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      978-4-7503-5399-9
  • [図書] 「外国人留学生政策」(p104-105) 異文化間教育学会編著2022

    • 著者名/発表者名
      秋庭裕子
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      978-4-7503-5399-9
  • [図書] 「コロナ禍で留学希望の学生をどう支えていくのか:オンライン国際交流にみる可能性と課題」(pp.159-176.)村田晶子(編)『オンライン国際交流と協働学習:多文化共生のために』2022

    • 著者名/発表者名
      秋庭裕子
    • 総ページ数
      311
    • 出版者
      くろしお出版
    • ISBN
      978-4-87424-892-8

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公開日: 2023-12-25  

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