研究課題/領域番号 |
18K02757
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
衛藤 吉則 広島大学, 文学研究科, 教授 (60270013)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | シュタイナー教育 / モンテッソーリ教育 / 発達障がい |
研究実績の概要 |
シュタイナー教育に関する理論研究としては、論文①「新たなるWissenschaft(科学・学問・知識)論に基づく「術としての教育」の構造と可能性」『教育哲学研究』120号(教育哲学会招待論文、 2019年)、②「シュタイナー教育思想の現代的意義」『PRAXIS』(西日本応用倫理学研究会、第21号、2020年)、③「シュタイナー教育とモンテッソーリ教育に基づく発達障がい児教育モデルの構築-両教育の接点とシュタイナー療育の事例- 」『倫理学研究』(中四国倫理学研究会、第26号、2020年)、編著作『いじめはなぜなくならないのか』(ナカニシヤ出版、2020年)がある。さらに、拙著『シュタイナー教育思想の再構築-その学問としての妥当性を問う』(ナカニシヤ出版、2018年)に対する、河野桃子氏の書評が『ホリスティック教育/ケア研究』(第22号、ホリスティック教育/ケア学会、2019年)掲載された。 実践研究としては2018年11月29日に、シュタイナーとモンテッソーリの教育理論と方法を発達障がい児教育に応用する臨床の場として、NPO法人シュタイナー&モンテッソーリ・アカデミーを理事長として創設し、発達障がい児や障害児や不登校児に対して療育を施していった。また、科研研究としてのこれまでのNPOの取り組みは、2020年1月22日の朝日新聞朝刊に取り上げられた。 本研究に関する社会活動としては、2019年11月28日にラジオFM KITAQで、NPOの活動とクラウドファンディングについて紹介した(モンテッソーリ・九州教育センター長 藤原江理子 氏と共同)。2019年11月22日には、クラウドファンディングのマスコミ向け記者会見を広島大学霞キャンパスで行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね順調に推移しているが、新型コロナウィルスの影響で海外渡航を伴う調査ができていない。その分、国内の実践研究を充実させることができた。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は本研究の最終年度であり、成果を著作の形にしたいと考えている。海外渡航は今の状況が続く限り、困難であるので、これまでの理論・実践研究を統合し、論文や本を書くことに時間を使いたいと思う。
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