研究課題/領域番号 |
18K02932
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
花木 良 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70549162)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 科学館 / 教員養成 / 数学科内容学 / 理数探究 |
研究実績の概要 |
大学院の講義において,科学館での演示物を作成および実演する実践をすることができた.今年度は,7月に岐阜県先端科学技術体験センター サイエンスワールドにて行った.100名程度の来訪者があり,多くの人に数学を伝えることができた.数学に関する展示物・演示物に関する作成ノウハウも得られた.今後は,これらの知見を論文にまとめていく予定である.昨年度に行った同様の演示について,2018年度第8回日本科学教育学会研究会(東海支部)「幼児から大人までを対象としたコマ演示の実践的研究」という報告書を著し,発表した. 学部講義においては,線形代数学及び代数学において探究活動を取り入れた課題の実践を行うことができた.愛知教育大学との合同の卒業論文発表会も実施し,情報共有をした.昨年度に行った課題に関しては,「教科専門科目における読書課題に関する実践的研究―数学科「代数学」の講義での実践― 」と題した論文が日本教科内容学会誌 第6巻 第1号に掲載された. 高等学校の教科書や教員免許更新講習等で,これらの実践成果を活かすこともできた.教員免許更新講習は「数学を探究しよう」「算数教材で楽しもう」という題目で行った. 探究的な題材として「知恵の輪の数理」と題した出前講義も実施し,岐阜県立大垣桜高等学校で高校生向けに講座を実施した. 高等学校の新科目「理数探究基礎」と「理数探究」について考察を行い,日本数学教育学会第52回秋期研究大会で「「理数探究基礎」と「理数探究」に関する考察と提案―数学的事象に関することに焦点化して―」と題した発表を行った. 中学生・高校生,教員向けに探究をサポートするHP(https://www1.gifu-u.ac.jp/~hanaki/tankyu/index.html)を開設した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
大学院・学部の講義の成果を発信することができた. 科学館における実演や中学生・高校生に向けた講演や講座を行い,社会的還元を果たすこともできた. HPを作成することもできた.
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今後の研究の推進方策 |
大学院・学部の講義においては,現状のものをさらに分析,改良し,実践を行い,発信を行っていく. 今年度得られた知見をまとめ論文を作成したり学会発表を行ったりしていく. HPを改良し,中学生・高校生,教員向けに探究をサポートしていく.
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次年度使用額が生じた理由 |
展示物の材料費が安価に済んだため.
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