研究課題/領域番号 |
18K02937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
富田 晃彦 和歌山大学, 教育学部, 教授 (20294291)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 天文教育 / 科学教育 / 幼児教育 / 教員研修 / 国際天文学連合 |
研究成果の概要 |
(1)実践の記録から園児そして保育者の「興味」「解釈」等の活動が出てくる過程を拾い上げるという方法が実践を振り返る方法として有効とわかった。(2)わかるとわからないの境界にあるという適度に難しい課題、児童にあった操作性を持ち合わせた教材、協働の雰囲気に満ちた学級の人間関係づくりが問題解決型の学習を成立させること、問題解決を通して協働の心、失敗を恐れない心、科学の研究、技術の開発に対する深い理解が育まれることがわかった。(3)2007年以降の日本における天文教育研究のレビューを行った。(4)天文を生活や地域文化と結び付けた学校での授業実践の重要性とその実践記録の共有の重要性がわかった。
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自由記述の分野 |
天文教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)保育現場での教育実践研究:幼児期の天文教育の実践活動の評価法について議論を進めることができたこと。(2)小学校教科横断STEAM教育実践:保・幼段階だけでなく小中高段階での理科教育の基礎を見通し、小学校教科横断STEAM教育実践が機能する環境設定について議論できたこと。(3)多くの学術誌に分散して発表されている天文教育研究の論文をレビューできたこと。(4)国際天文学連合の関係者と議論し、天文を生活や地域文化と結び付けた学校での授業実践(STEAM教育を含め、それをもっと地域の文化面に拡大した総合的な学習)の重要性を示せたことと、実践記録の共有のためのウェブサイトを開設できたこと。
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