本課題の目的は,3Dプリンタで地質情報の立体模型を造型するノウハウの構築,その模型を研究素材や教材として利用し,展示・説明等に用いてその高度化を図ることである.この目的に沿った本課題の主な研究成果は,次の通りである.デスクトップ3Dスキャニングシステムの導入による化石等の地質標本の3Dモデル化,産業技術総合研究所地質標本館の代表的な展示物である実物大褶曲模型やデスモスチルス復元模型の写真測量方式による3D化,岩手火山の1/52000地形模型,放散虫化石のCTデータからの拡大模型,地中熱利用システムの縮小模型などの造形を行い,これらをイベントなどでの展示・説明に供した.
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