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2021 年度 研究成果報告書

中学生と指導者双方に適合する中学校部活動:個人-環境適合理論をベースとして

研究課題

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研究課題/領域番号 18K03061
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関上越教育大学

研究代表者

角谷 詩織  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (90345413)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード部活動 / 中学校 / 主体性 / 負担感
研究成果の概要

中学生4,632名,部活動顧問・副顧問教師282名,大学生485名から,質問紙調査への回答を得た。中学生よりもむしろ部活動顧問教師において,部活動への負担感が高いことが示された。顧問教師について,平日,休日ともに,部活動の活動時間が長いほど,部活動を肯定的に受け止め,負担感が低いことが示された。また,部活動時間が長い顧問教師ほど,「部活動の負担が小さくなれば楽になる」とは考えていなかった。部活動に対する負担感は,物理的な活動時間ではない点にあると考えられる。中学生にとっては部活動において主体性が発揮できていないことが課題とされた。

自由記述の分野

発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生徒,教師双方にとっての部活動過重負担が問題とされている。物理的に時数が極端に長い部活動はほとんどない。しかし,教師の中には負担感を強く感じている者もいる。ただし,部活動時間が短い部活の顧問教師程その負担感を強く感じているという結果となったため,部活動の物理的な活動時数を減らすことで問題が解決されるとは考えられにくいことが示唆された。
中学生にとっての部活動として,主体性が発揮できる場とはなっていないことが課題として示された。これは,欧米のextracurricular activitiesと比較した際にも指摘されている点である。地域へ移行した場合も,主体性の育成が課題となるだろう。

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公開日: 2023-01-30  

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