中学生4,632名,部活動顧問・副顧問教師282名,大学生485名から,質問紙調査への回答を得た。中学生よりもむしろ部活動顧問教師において,部活動への負担感が高いことが示された。顧問教師について,平日,休日ともに,部活動の活動時間が長いほど,部活動を肯定的に受け止め,負担感が低いことが示された。また,部活動時間が長い顧問教師ほど,「部活動の負担が小さくなれば楽になる」とは考えていなかった。部活動に対する負担感は,物理的な活動時間ではない点にあると考えられる。中学生にとっては部活動において主体性が発揮できていないことが課題とされた。
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