本研究の目的は学びの変革期における教師の認識論的信念の再構成の要因・プロセスを解明しそれを支援する研修のデザイン原則を提案することである。「いかに教えるか」という教授内容の知識の変容に際して教師個人がもっている認識論的信念が,新しい教え方の背後にある「人はいかに学ぶか」の考え方とコンフリクトを起こす形で顕在化し,乗り越えるべき障壁となることが予測される。どのような認識論的信念が顕在化し,新しい学びの知識とコンフリクトを起こしうるか,またその解消による認識論的信念と教授内容の知識の再構成がどのような要因によって促されるのかを検討し,教師の学びの理論的解明と支援の実践的提案を目指した。
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