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2023 年度 研究成果報告書

自閉スペクトラム症の親に対するスマートフォンによる問題解決療法の開発と効果検証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K03104
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

山田 敦朗  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10315880)

研究分担者 渡辺 範雄  京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20464563)
香月 富士日  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30361893)
鈴木 真佐子  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70617860)
古川 壽亮  京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
LUO YAN  京都大学, 医学研究科, 助教 (10963308)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード自閉スペクトラム症 / 親 / 養育ストレス / 抑うつ / 問題解決療法 / 行動活性化 / アサーション訓練 / スマートフォン
研究成果の概要

行動活性化、アサーション訓練、問題解決療法を体験できるスマートフォンアプリが自閉スペクトラム症の親の抑うつ改善に有効であるかどうか検証する目的で、多施設共同・ランダム化・非盲検・並行群間比較試験を行った。小中学生(6歳以上16歳未満)の自閉スペクトラム症と診断された実子を養育している20歳以上60歳未満の親を対象とした。73名が参加し、介入群31名、対照群32名に割り付けられ全員が完遂した。対象者の除外基準でプロトコール逸脱があったが全員を解析対象とした。主要評価項目の8週間後のPHQ-9は両群とも減少したが有意差を認めなかった。結論として、有効であるというエビデンスは得られなかった。

自由記述の分野

発達障害

研究成果の学術的意義や社会的意義

自閉スペクトラム症の親では抑うつが高いことが知られている。我々はスマートフォンアプリでできる問題解決療法の開発に取り組み、行動活性化、アサーション訓練、問題解決療法を組み合わせて、これが自閉スペクトラム症の親の抑うつの改善に有効であるかどうか、多施設共同・ランダム化・非盲検・並行群間比較試験を実施して検証した。今回の研究では、介入群と対照群で有意差は認められず有効性を示すことはできなかった。一方で両群ともベースラインより抑うつが改善しており、対象者の選定、問題解決療法の進め方、他の認知行動療法の組み合わせの仕方などによっては有効性を示すことができる可能性を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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