研究課題/領域番号 |
18K03136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
工藤 晋平 名古屋大学, 学生支援本部, 准教授 (70435064)
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研究分担者 |
数井 みゆき 茨城大学, 教育学部, 教授 (20282270)
北川 恵 甲南大学, 文学部, 教授 (90309360)
中尾 達馬 琉球大学, 教育学部, 准教授 (40380662)
梅村 比丘 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80805325)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アタッチメント(愛着) / 敏感性 / 行動問題 / 支援者支援 / アタッチメント情報カード |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、支援者がアタッチメントの観点およびその観点から子どもの問題を見立て対応する能力(敏感性)を滋養しうるツールを作成することであった。事例検討を行い、支援者から見た気になる子どもの行動を拾い上げ、これを基にアタッチメントの観点からの理解が得られる「AICシステム」を作成した。社会的養護領域の支援者43名の協力を得て、半年間の使用前後でアタッチメントの概念、安心基地の表象(敏感性)に変化が見られるかを検討したところ、前者については肯定的な変化が見られた一方、後者については変化が見られなかった。支援者によるフィードバックからもAICによる情報の提示の仕方に改善を要することが分かった。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、支援の現場にいる支援者が、仕事の中でアタッチメントの観点と敏感性を滋養することを促すツールを作成することであった。これまでアタッチメントのアセスメントは特定の設定と専門的な訓練が必要で、経済的、時間的コストのかかるもので、現場の支援者には利用しにくいものであった。本研究はここに、アタッチメントの専門家ではない支援者(非専門家)が、日常の支援場面で目にする子どもの様子に基づきながらアタッチメントの観点を利用できる、という非専門家的アプローチを取るもので、この点に新規性がある。また、今後の改善を通してこれが機能するようになれば、支援の質を向上させることにつながり、ここに社会的意義がある。
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