Izergin-Korepin法を用いて可解格子模型の分配関数とsymplectic Schur関数、Whittaker関数のfactorial版、楕円パフィアン、楕円対称関数の対応を明らかにした。また、分配関数と対称関数、特殊関数の対応の応用としてWhittaker関数の双対Cauchy公式や楕円パフィアンの双対公式などの恒等式を導出した。また、Yang-Baxter代数を用いて恒等式や代数幾何の押し出し公式を導出した。この他に格子経路、分配関数、Yang-Baxter代数、確率論を用いて双対Grothendieck多項式に関する種々の公式を導出した。
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