2015年度~2017年度の研究課題において古典型ヘッケ代数の有限表現型ブロック代数の森田同値類を、基礎体である代数閉体の標数が2と異なるという仮定のもとで決定したが、その証明において重要な役割を果たしたのは有限表現型対称セルラー代数の分類定理であった。順表現型の場合も自然な問いとして順表現型対称セルラー代数の分類問題が考えられるが、多項式増大順表現型の場合に森田同値類を決定できた。またその後は傾変異を用いる研究を行い、基礎体である代数閉体の標数が2と異なるという仮定のもとで古典型ヘッケ代数の順表現型ブロック代数の森田同値類の決定に成功した。
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