本研究では,移動ロボットに用いられるSLAM技術(自己位置同定と地図作成の同時実行)を応用することで,ロボットマニピュレータの動作から周辺環境の地図作成と機構キャリブレーションを同時に行うことを可能とする,SKCLAM (Simultaneous Kinematic Calibration, Localization and Mapping) 技術の提案を行った.マニピュレータ手先に取り付けたRGB-Dカメラ等により,環境内の特徴点を観測して用いる手法とチェッカーパターンを用いる手法を開発し,それぞれの有効性をシミュレーションと実機実験にて示した.
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