(1) 同期誤りはDNAストレージやレーストラックメモリ等の次世代ストレージやメモリにおいて観測される誤りであり,これらを効率的に訂正する誤り訂正符号はシステムの実用化と高信頼化に有効である.本研究では符号理論に基づきアプリケーションを考慮した誤り訂正符号を提案した. (2) 量子計算機の実用化により,現在使用されている公開鍵暗号など,一部の暗号は解読可能となる可能性がある.本研究では耐量子計算機暗号であるMDPC-McEliece暗号の耐攻撃性向上のため,同期誤りモデルを用いた基礎的な検討を行った.
|