超音波を水中に照射し、水中を伝わる微小振動を細粒材料に充てると個々の細粒材料が水中で微小振動し、水中を沈降、堆積する過程で粒子の粒子間の空隙を埋めるように再配列が進行し密度が増加し、容積の縮減が生じる。今回の研究が新規性を有する理由は材料が従来の大きさではなく細粒材料の大きさに対応する超音波周波数と音の大きさの関係を特定し、水中で超音波によって細粒材料の減容化率30%以上を可能にした方法と装置である点にある。加えて、それを可能にした振動子固定フリーに近い超音波振動子の開発があったことで実現できたもので、従来にない水中における細粒材料の減容化(高密度化)の方法と装置として新しい新規性を有する。
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