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2022 年度 研究成果報告書

重文民家を住みつぎ居住文化を伝える次世代担い手支援の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K04481
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

碓田 智子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70273000)

研究分担者 栗本 康代  平安女学院大学, 国際観光学部, 教授 (20410954)
中尾 七重  山形大学, 理学部, 研究員 (90409368)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード重文民家 / 維持管理 / 次世代継承 / 住文化
研究成果の概要

国指定重要文化財民家(重文民家)は近世以前の建築が358住宅あり、その60%近くは個人所有の住宅である。重文民家の多くは地方都市に所在していること、重文民家の所有者の高齢化が著しいこと、維持管理の経済的および体力的負担があり、次世代への継承が大きな課題である。本研究では、次世代継承者の実態と次世代継承者が重文民家を引き継ぐためには、どのような支援が必要かを各種調査から検討した。その結果、日常の維持管理の支援、家族内で積極的に引継ぎの話を進めること重要性のほか、重文民家の理解者を増やすためにソーシャルメデア等を使った新しい情報発信のあり方も重要であることを示唆した。

自由記述の分野

居住環境学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、重文民家が伝統的な地域の行事等と関わっているというソフト面の価値を明らかにし、重文民家の保全と次世代への継承には、日常の維持管理の支援、家族内で引継ぎの話を進めることの重要性を示した点に学術的な意義がある。また、重文民家の理解者を増やすためにソーシャルメデア等を使った新しい情報発信のあり方も重要であることを示唆した。
社会的な研究成果としては、特定非営利活動法人・全国重文民家の集い(重文民家の所有者の団体)の中に次世代継承者の会を設立し、情報公有の場を作るとともに、英国の歴史的住宅の次世代の会とも情報交流の機会を築いた。またオンラインセミナ-開催し、研究成果を還元した。

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公開日: 2024-01-30  

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