研究課題/領域番号 |
18K04515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 仙台高等専門学校 (2021-2022) 兵庫県立大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
菊池 義浩 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (50571808)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 震災復興 / 復興計画 / 縮退社会 / 北但大震災 / 豊岡市 |
研究成果の概要 |
本研究の主要課題は、被災経験を有する地域における、集住空間の形態的な特徴を復興計画と照らし合わせながら把握することである。また、震災復興で整備された街並み・建物など、復興遺産を活用したまちづくりの動向について明らかにする。北但大震災(1925年)の復興と現状に関する調査から、復興建築群の変遷過程を把握し、時間軸を計画要素に加えた復興計画の考え方について、知見を蓄積することができた。また、縮退社会における地域生活空間の計画手法について理解を深めることができた。
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自由記述の分野 |
農村計画・都市計画・復興計画
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代では、地方の人口流出や少子高齢化の進行による、地域社会の衰退が問題となっている。研究活動を通じて、ストックを活かした地域計画や災害多発国の復興計画を探求する、一つの示唆を得ることができた。また、本研究では最終年度に現地での公開研究会を開催し、研究成果の社会的還元を図った。登壇者の報告とパネルディスカッションから、災害復興に取り組む際の指標として、「共同体としての合理性」というキーワードが見いだされたことは復興研究の深化に寄与する成果と受け取れる。
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