本研究で提案している密度分布を有する傾斜機能型アブレータについて,ホットプレスやオートクレーブを用いた製作工程を確立するとともに,試作したアブレータについて加熱試験を行うことによって耐熱基礎特性を取得した,試作後のアブレータについて,密度分布を評価した.これによると表面近傍の比重は約1.2であり,その後次第に比重が0.7まで低減され.バルクの比重としては0.8程度であることがわかった.想定通りの密度分布を有するアブレータが試作できた. 次に試作した傾斜機能型アブレータの耐熱性能を評価するため,加熱試験を行った.目立った層間剥離は見られず,想定した耐熱性能を有していることがわかった.
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