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2020 年度 研究成果報告書

傾斜機能型アブレーション熱防御システムの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K04567
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分24010:航空宇宙工学関連
研究機関国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

研究代表者

鈴木 俊之  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 主任研究開発員 (20392839)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードアブレータ / 傾斜機能材料
研究成果の概要

本研究で提案している密度分布を有する傾斜機能型アブレータについて,ホットプレスやオートクレーブを用いた製作工程を確立するとともに,試作したアブレータについて加熱試験を行うことによって耐熱基礎特性を取得した,試作後のアブレータについて,密度分布を評価した.これによると表面近傍の比重は約1.2であり,その後次第に比重が0.7まで低減され.バルクの比重としては0.8程度であることがわかった.想定通りの密度分布を有するアブレータが試作できた. 次に試作した傾斜機能型アブレータの耐熱性能を評価するため,加熱試験を行った.目立った層間剥離は見られず,想定した耐熱性能を有していることがわかった.

自由記述の分野

航空宇宙工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

有効密度 0.8 の傾斜機能型アブレータについて,広い加熱環境において,同クラスの従来アブレータよりも摩耗率を30~50%低減できるポテンシャルが示されたことは非常に意義深い.また見方を変えると,はやぶさアブレータと同等の損耗性能でありながら,はやぶさアブレータに比べて重量を40%以上低減できるポテンシャルが示されたことも重要である.

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公開日: 2022-01-27  

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