フラン樹脂粒子(粒径1 μm)をN2中で0-3 h、800度でKOH賦活した。フェノール樹脂、フラン樹脂、メラミン樹脂(粒径10 μm)をKOH賦活及びCO2賦活して活性炭を作製した。さらに、H2O2 (30wt%)、HNO3 (60wt%)、KMnO4 (0.06 M)、混酸を用いて表面官能基を導入した。酸性官能基を定量した結果、酸性官能基の酸化還元反応による擬似容量の発現や、活性炭の濡れ性向上による電荷移動抵抗の減少がみられた。また、カルボキシル基量と電荷移動抵抗に相関が認められた。カルボキシル基はKMnO4処理や混酸処理で導入できるが比表面積が減少するため最適化が必要である。
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