本研究課題において、申請者は自ら開発した金ナノ粒子の超高秩序二次元配列体の形成を利用し、その配列体を太陽電池基板上に作製することにより高効率な太陽電池発電効率を実現するために研究を行った。その結果、金ナノ粒子の孤立系超高秩序二次元配列体の表面プラズモン吸収波長の500-550nmおよび650-750nmと、他の吸収帯を持つ色素を組み合わせることで可視光領域において広い範囲で太陽光発電を確認することができた。また、これらの作製基板を複数回反射させることにより、可視光の吸収率を向上させることでさらに発電効率が向上できる可能性を示した。
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