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2020 年度 研究成果報告書

中東巨大油田地帯に発達する炭酸塩岩油層の地震波減衰・散乱を用いた亀裂特性解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05011
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
研究機関東京大学

研究代表者

松島 潤  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70282499)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード弾性波減衰・散乱解析 / 炭酸塩岩 / 中東巨大油田 / CO2-EOR / 亀裂 / 弾性波探査 / 減衰現象メカニズム / 岩石物理モデル
研究成果の概要

中東アブダビ油田地帯に発達する亀裂性炭酸塩岩油層で取得された多様で膨大な弾性波探査データに対して、波動工学的な減衰・散乱解析技術を開発・適用することにより減衰・散乱現象を把握し、模擬室内実験による実証的測定を経て、亀裂の特性を解釈するための物理モデル構築を行い、最終的に当該型油層のキャラクタリゼーション手法を体系化に資する研究を行った。アラブ首長国連邦カリファ大学との国際共同研究として実施することにより、各種弾性波探査データ、岩石コアサンプルなどの利用が可能になるとともに、各油田における地球科学的な情報を共有することができ、両大学の強みを活かした相乗効果のもとに実施した。

自由記述の分野

物理探査

研究成果の学術的意義や社会的意義

アラブ首長国連邦は、日本の原油調達先としてはサウジアラビアに次ぐ2番手で、原油輸入量の約25%を占める。日本が自主開発で油田権益を得ている国としては、アブダビがもっとも重要な国として位置付けられている。これまで政府主導で資源外交が進められてきたが、近年世界の資源消費量の拡大、石油・天然ガス資源の国有化の進行により、エネルギー資源の国際需給が逼迫・複雑化してきているとともに、高度な技術スキルが必要となる開発案件が急速に増加しており、資源外交のみならず、大学間における共同研究・教育を含む重層的な関係構築が、我が国における学術進展と長期的な自主開発原油確保に繋がる。

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公開日: 2022-01-27  

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