モデルVLPとして日本脳炎ウイルスJEVを用いて、JEVのprM、Eタンパク質を同時に過剰発現することでVLPを作製した。PEIトランスフェクションを用いて振とう培養中のSf9細胞にprM、Eタンパク質をコードする遺伝子を一過性発現を行った。ショ糖濃度勾配遠心とゲルろ過クロマトグラフィーを用いてVLPの精製を行ったが、2本の主要なバンドが夾雑物として検出された。これら2本のタンパク質のバンドをエドマン分解法でN末端アミノ酸配列を決定した。しかし、データベース上にこれらのタンパク質に高い相同性を有するタンパク質は見当たらず、残念ながらこれらのタンパク質を同定することはできなかった。
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