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2021 年度 研究成果報告書

インドネシアの石炭採掘跡地の森林造成における生育阻害環境因子の把握と樹種特性

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05719
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40010:森林科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

則定 真利子  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00463886)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード根圏低酸素ストレス / 極強酸性ストレス / 過剰Alストレス / Melaleuca cajuputi / Eucalyptus camaldulensis / Acacia mangium / 成長 / 窒素吸収
研究成果の概要

石炭採掘跡地における森林再生技術を確立するための基礎的知見を得ることを目的に、造林候補樹種の環境ストレス応答特性を把握するための水耕栽培実験を行った。Melaleuca cajuputi、Eucalyptus camaldulensis、Acacia mangiumを対象に、根圏低酸素ストレスと極強酸性ストレスが成長と根の窒素吸収能に与える影響を明らかにした。M. cajuputiとE. camaldulensisを含む6種のフトモモ科樹木について、根圏低酸素ストレスが過剰Alストレス耐性に与える影響を明らかにした。M. cajuputiの根端の細胞壁のAl吸着性とペクチンの性状を解析した。

自由記述の分野

樹木環境生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

森林再生の対象となる現場では、造林木の生育を阻害する環境ストレスがひとつであることはまずなく、複数の環境ストレスが複合的に造林木に負荷される。根圏低酸素ストレスが熱帯造林木に与える影響に関する知見は非常に限られている上に、根圏低酸素ストレスが熱帯樹木の極強酸性ストレス応答や過剰Al耐性に与える影響についてはほとんど知見がない。本研究で得られた知見は、石炭採掘跡地における森林再生を進める上で有用であるだけでなく、そのほかの熱帯荒廃地での森林再生を進める上でも有用である。

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公開日: 2023-01-30  

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