• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

ゲノム編集とターゲットシークエンスによる特定ゲノム領域内の責任遺伝子単離の高速化

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K05816
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関東京海洋大学

研究代表者

中本 正俊  東京海洋大学, 学術研究院, 博士研究員 (80447721)

研究分担者 坂本 崇  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (40313390)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード水産育種 / ゲノム編集 / アユ / 性決定 / 性分化
研究成果の概要

アユの養殖では子持ちアユとしてメスが珍重されており、全雌生産のために遺伝的性判別のニーズが存在する。本研究ではこれまでの天然魚を用いた遺伝解析により同定された雄特異的なゲノム領域に位置する性決定遺伝子候補についてゲノム編集を行いその機能を明らかにすることを目的とした。 その結果、性決定遺伝子候補に変異が導入された遺伝的雄個体では卵巣が形成された。次に生殖腺の性分化前の個体についてアユ性決定遺伝子候補のmRNAの発現を解析した。性決定遺伝子候補は遺伝的雄個体でのみ生殖細胞を取り囲む体細胞で発現が検出され、この遺伝子によってアユの性が決まることが示された。

自由記述の分野

生殖内分泌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

水産重要種であるアユの養殖においては子持ちアユとしてメスが珍重されており、全雌生産のために遺伝的性判別のニーズが存在する。アユはXX-XY型の性決定様式でありY染色体上の性決定遺伝子によって性が決まると考えられている。本研究によりアユの性決定遺伝子が同定され、確実に遺伝的性を判別できる遺伝マーカーが開発されたことにより、遺伝的性を養殖の初期段階で判別することでより多くの雌を生産することが可能となる。またXX個体に対してホルモン処理等の性転換処理を行いXX雄を作出することで全雌生産ができるようになる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi