研究成果の概要 |
正常イヌ2頭由来の16種類の正常組織、イヌの悪性黒色腫28症例と正常犬の口腔内粘膜組織、イヌの肝細胞癌12症例と正常犬の肝細胞ならびにステロイド投与群由来サンプルについて次世代シークエンサーによる解析を行ったところ、約100,000-150,000箇所のCpGサイトのDNAメチル化の定量的な解析が可能であった。 これにより、各正常組織特有のDNAメチル化パターンの存在、悪性黒色腫症例や肝細胞癌症例における正常組織と比較したDNAメチル化状態の明らかな違いが認められた。臨床的には違いが明確でない悪性黒色腫や肝細胞癌症例がDNAメチル化パターンによって複数群に分類されることが初めて明らかとなった。
|