NACドメイン転写因子であるVNI2は、これまでにNACドメイン転写因子で道管形成の鍵因子であるVND7と相互作用する因子と同定されている。また、VNI2はVND7以外にも30ものNACドメイン転写因子と複合体を形成することを明らかにしており、本研究ではVNI2が複合体を形成する作用機構や生物学的意義を明らかにすることを目的として解析を行った。その結果、VNI2は葉の老化を制御する異なるNACドメイン転写因子と複合体を形成することで、多段階制御することを明らかにした。また、VNI2が相互作用因子の機能制御に重要なアミノ酸領域の特定にも成功した。
|