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2020 年度 研究成果報告書

ストレスが依存性薬物への欲求行動を増強させる神経機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06520
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46030:神経機能学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

金田 勝幸  金沢大学, 薬学系, 教授 (30421366)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード薬物依存 / ストレス / コカイン / 渇望 / ノルアドレナリン / 内側前頭前野
研究成果の概要

薬物依存患者ではストレスにより、一旦止めた依存性薬物を再摂取してしまう再燃が重大な問題となる。本研究では、急性ストレス負荷とコカイン条件付け場所嗜好性試験の組み合わせにより作製した薬物欲求増大モデルマウスに、電気生理学、行動薬理学、化学遺伝学の研究手法を駆使し、ストレスによる薬物欲求増大の神経機構の解明を目指した。その結果、ノルアドレナリンα1受容体刺激を介した内側前頭前野神経活動の上昇がストレスによる薬物欲求増大に重要な役割を果たすことを明らかにした。

自由記述の分野

神経薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果より、ストレスによる薬物欲求増大の神経メカニズムの一端が明らかになった。さらに、内側前頭前野(mPFC)におけるノルアドレナリン神経伝達の遮断、あるいは、mPFC神経活動の抑制が、ストレスによる薬物欲求の増大を抑制するための治療法につながる可能性が示唆された。

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公開日: 2022-01-27  

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