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2023 年度 研究成果報告書

潰瘍性大腸炎の寛解根治を目的とした経口投与型核酸医薬送達用ナノ粒子製剤の設計

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06611
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47020:薬系分析および物理化学関連
研究機関愛知学院大学

研究代表者

山本 浩充  愛知学院大学, 薬学部, 教授 (30275094)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード潰瘍性大腸炎 / 高分子ナノ粒子 / 高分子ミセル / デコイ核酸 / エマルション溶媒拡散法
研究成果の概要

高分子ナノ粒子や高分子ミセルの組織浸透能を利用し、炎症性サイトカイン産生に関連するNF-κBを抑制するオリゴデコイ核酸を封入したナノ粒子・ナノミセルを経口投与することで、困難とされてきた潰瘍性大腸炎を寛解根治可能とする経口投与型核酸医薬送達用新規高分子ナノ粒子・高分子ナノミセルDDS製剤の開発を目的として実施した。粒子径が微細なナノ高分子ミセルは高分子ナノ粒子に比べ高い組織移行性を示し、キトサン修飾することでその割合は更に向上した。デコイ核酸をカチオン性脂質と複合化することにより、ナノ粒子への薬物封入率が向上した。デコイ核酸封入ナノ粒子を投与することにより、サイトカイン産生が抑制された。

自由記述の分野

物理系薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高分子ミセルや高分子ナノ粒子へ、デコイ核酸を効率よく封入する調製法を確立した。この調製法はsiRNAやプラスミドDNAなどの核酸医薬に広く適用可能であり、様々な疾患の治療に応用できる。また、より微細な粒子である程、消化管組織への分布量が多くなることを示し、薬物送達の効率化ならびに薬物の作用時間の持続化も期待できることを明らかにした。病気に苦しむ多くの患者に有益な成果をもたらす有意義な結果を示すことができた。

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公開日: 2025-01-30  

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