アルミニウムの状態の違いによる侵害受容性TRPチャネルであるTRPV1、TRPA1への影響をパッチクランプ法及びカルシウムイメージング法によって確認し、アルミニウムイオンがTRPV1、TRPA1の活性抑制効果を示すことを明らかにした。また、また、pH4、6、7.4の条件において硫 酸アルミニウムカリウムのTRPV1、A1の抑制効果を調べたところ、酸性pHにおいて観察される高い抑制効果は中性pHでは減弱するものの、中性条件においても抑 制効果を確認することが出来た。更に、ヒト被験者への硫酸アルミニウムカリウム水溶液(酸性pH)を毎日一回の使用を一ヶ月続けた結果、皮膚水分量の上昇が確認された。
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