研究成果の概要 |
生薬オウゴンに含まれるbaicalein (1), wogonin (2), oroxylin A (3), 6-methoxywogonin (4)の4種のフラボノイドの等量混合物の抗炎症作用を、培養細胞に対するリポポリ多糖刺激によるプロスタグランジンE2 (PGE2)並びに一酸化窒素(NO)産生抑制を用いて解析し、1~3の混合物 (3mix)は個々の化合物の作用の和より強力(相乗的)にPGE2産生を抑制し、これに4を加えても作用の増強が見られなかった。一方、NO産生では3mixに相乗作用は見られなかったものの、これに4を加えると相乗的に効果が増強されることを明らかにした。
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