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2021 年度 研究成果報告書

電気的軸索誘導におけるインテグリン受容体の役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06857
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48020:生理学関連
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

山下 勝幸  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20183121)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード電気的軸索誘導 / galvanotropism / インテグリン / 網膜 / 培養 / 網膜神経節細胞 / カルシウム / 鶏胚
研究成果の概要

発生過程で最初に分化したニューロンの軸索を誘導する分子メカニズムは不明である。本研究代表者は、発生初期胚の網膜内に細胞外電位勾配が存在し、網膜神経節細胞の軸索はこの電場に誘導されて伸長することを発見した。さらに、インテグリンが電気的軸索誘導に関与する証拠を得た。本研究では、インテグリンのリガンド結合ドメインへの細胞外Ca2+の配位、及び、インテグリンの活性化による微小管の安定化が電気的軸索誘導に必須であることを明らかにした。

自由記述の分野

神経生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は新規な軸索ガイダンスメカニズムの提起である。これまで軸索は標的から分泌される誘引分子の濃度勾配に誘導されて伸長すると考えられてきた。中枢神経で最初に分化するニューロンは長距離にわたって伸長する軸索を出す。これらの軸索を誘導するメカニズムとして「長距離化学誘引分子」が想定されたが、現在では否定され、発生過程で最初の軸索ガイダンスメカニズムは不明のままであった。本研究はこの疑問を解明するとともに、神経再生への応用を開拓する。

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公開日: 2023-01-30  

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