研究課題
基盤研究(C)
本研究では、基礎研究データベースより得られた新規抗がん剤の有効性のバイオマーカー候補を臨床サンプルで確認する手法を試みた。TAS-102についてはEGFR関連因子が治療効果のバイオマーカーの候補であることを確認し、さらにTAS-102と血管新生阻害剤との併用療法でも検証中である。レゴラフェニブについては、CCR5のリガンドであるCCL3とCCL4の血清レベルの変動が逆パターンであることが予後予測に関連する可能性を見出した。
腫瘍内科
基礎研究により蓄積されたデータベースと方法論を用いて大腸癌の新規薬剤の効果予測マーカーを開発する手法により、候補となるバイオマーカーが確認された。短期間で信頼性の高いバイオマーカーを臨床の場に導入することを目標に研究を継続している。