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2020 年度 研究成果報告書

血清肝性リパーゼ測定法の臨床意義の確立とその臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07484
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関東邦大学 (2019-2020)
金沢医科大学 (2018)

研究代表者

小林 淳二  東邦大学, 医学部, 客員教授 (60302577)

研究分担者 中嶋 克行  女子栄養大学, 付置研究所, 客員教授 (10444051)
多田 隼人  金沢大学, 附属病院, 助教 (90623653)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード肝性リパーゼ / SYNTAXスコア / 冠動脈疾患
研究成果の概要

肝性リパーゼ(HL)は脂質代謝酵素の一つでレムナントやHDL中のTGを水解する。動脈硬化症に対し促進性か防御的かは明らかではない。冠動脈疾患重症度を定量的に評価するSYNTAXスコアとHL蛋白量との関連性を検討した。対象は冠動脈造影検査を施行された100名(年齢70.7±11.5歳、LDL-C101±32mg/dl、男性87名)。HL蛋白量は独自に開発した方法で測定した。SYNTAXスコアと血清HL、ヘパリン後血漿中HL蛋白量との相関係数はそれぞれr=0.214(ns), r=-0.178(ns)。以上から肝性リパーゼ蛋白量とSYNTAXスコアには有意な相関性がないことが明らかとなった。

自由記述の分野

臨床検査医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の検討からは冠動脈疾患重症度を定量的に評価するSYNTAXスコアと肝性リパーゼとの明らかな相関はみられなかった。一方で対象が100例と少なかったことも影響すると考える。肝性リパーゼを簡便に測定できる方法が確立しているので、今後は多数の対象で検討し、男女差、糖尿病の有無、腎臓病の有無などで層別化し検討を進めていく意義のあるテーマと考えている。

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公開日: 2022-01-27  

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