研究課題
基盤研究(C)
本研究は、PD-1阻害剤の治療効果予測における18F-PD-L1 PET/CTの有用性について検証し、腫瘍内PD-1発現量の評価を行うことを目的とする。計画している具体的な研究項目は、18F-PD-L1合成法の確立と生検結果を基準とした18F-PD-L1 PETの感度・特異度の算出、治療効果との比較の3つである。この方法により腫瘍内のPD-L1発現の分布およびその変化の非侵襲的な画像診断法を確立する。本研究によりPd-L1標識に適した放射性同位体の安定合成と抗体標識に成功した。
放射線科学
汎用性のある18FでPD-L1抗体を標識し、臨床研究を行った報告は検索しえた限り2件しか存在せず、国内での報告はこれまでに無い。本研究により得られた結果は免疫チェックポイント阻害剤をもちいた診療に大きなインパクトを与えると思われる。