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2021 年度 研究成果報告書

唾液コルチゾール・MHPGは神経発達症診断・治療評価に有用か?

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07805
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

山下 裕史朗  久留米大学, 医学部, 教授 (90211630)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード神経発達症 / 注意欠如多動症 / 唾液 / コルチゾール / MHPG / 診断 / 治療
研究成果の概要

神経発達症のある学童へのSummer Treatment Program(STP)および保護者へのParent training(PT)の前後で唾液中のコルチゾールを測定し、診断や治療効果評価に使えるかを検討した。STPがCOVID-19のため実施できずデータ得られず。PT前後の保護者47名のPOMSおよび唾液コルチゾールを測定した。受講前後のコルチゾールにおいて、PT受講前と後の各時点での寝る前と起床時のコルチゾールの間には有意差を認めた(朝のコルチゾール>寝る前のコルチゾール)。一方、PT前・後比較でコルチゾール、POMSとも有意差は認めらず保護者の治療評価には使えないと思われた。

自由記述の分野

小児神経

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の過去の研究では、STP参加前・後で、唾液中cortisol awakening responseに有意差を認めたが、今回STP実施ができず多数例の検証はできなかった。Parent training(PT)前後の保護者唾液中コルチゾールは測定できたが、測定値に個人差があり、標準値も幅広いため、グループとして前後で有意差が出なかった可能性がある。唾液コルチゾールの日内変動は過去の研究と同様認められた。STPやPTなどの心理社会的治療実施前後の科学的な効果判定に唾液中のコルチゾールなどの神経伝達物質が簡便に実施できることは確認できたが、その意義については結論を出すことはできなかった。

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公開日: 2023-01-30  

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